院長の経歴と開院までの歩み

プロフィール

広島城北高校卒業。

県立広島病院にて臨床研修を修了後、同院の総合診療科・感染症科を中心に、救急救命科、消化器内科、腎臓内科での研修を経て、幅広い診療経験を積む。

その後、沖縄県立中部病院 感染症科にてさらなる研鑽を重ねる。

県立広島病院 総合診療科・感染症科部長を経て、2022年4月より2025年4月まであずまクリニック院長。

2026年3月23日 ひろさわ内科駅前クリニック開業。

医師としての歩み

総合診療科の医師を志した理由

医師になる前から、
「病気だけでなく、患者さんそのものを診る医師になりたい」という思いを持ち、幅広い診療ができる総合診療科医を志していました。


きっかけは医学生の頃、病院実習を通じて、患者さんは必ずしも「この症状ならこの科」という形で受診されるわけではなく、さまざまな症状や不安を抱えて来院されることを実感しました。

その中で、まず患者さん全体を受け止め、必要に応じて専門科へつなげる総合診療の役割に強く惹かれ、この道を志す決意を固めました。

研修医時代には、県立広島病院 総合診療科で尊敬する指導医と出会い、その診療姿勢に深く影響を受けました。
患者さん一人ひとりの背景まで丁寧に考え、
病気だけでなく“人”を診る姿勢に感銘を受け、「自分もこのような医師になりたい」と強く思ったことを覚えています。

 

県立広島病院での経験

県立広島病院では、救急・感染症・総合診療を中心に、診断が難しい症例の診療に数多く携わりました。
原因不明の発熱、腹痛、関節痛、長引く体調不良など、「どこへ行っても原因がわからない」と悩まれる患者さんが紹介されてくることも多く、診断を組み立て、必要に応じて適切な専門診療科へ橋渡しをする役割を担ってきました。
総合診療科では、“最初の窓口”として診療するだけでなく、他科の先生方から相談を受けることも多く、診断や治療方針について一緒に考える機会も数多くありました。
救急外来では、さまざまな症状・疾患の患者さんを受け入れ、限られた時間の中で適切に判断し、必要な処置につなげる臨床力を磨きました。
また入院診療では、肺炎などの感染症、脱水、熱中症、心不全、腎不全、脳梗塞、栄養不良など、多岐にわたる患者さんを担当し、他科と連携しながら診療を行いました。


感染症診療と教育活動

特に感染症診療には力を入れて取り組み、院内感染対策チーム(ICT)にも所属していました。
抗菌薬の適正使用や院内感染対策について、各診療科と連携しながら病院全体の診療にも関わり、感染症コンサルタントとして他科から相談を受けることも多くありました。
また、当時の院長の協力のもと、広島県で初めて、救急外来におけるグラム染色を用いた迅速細菌感染診断体制の構築にも携わりました。 新型コロナウイルス感染症の流行時には、初期対応からピーク期まで最前線で診療にあたり、多くの患者さんの診療を経験しました。

診療だけでなく、若手医師の教育にも力を注ぎました。
週に1回、早朝診療前に研修医が症例発表を行い、指導医がミニレクチャーを行う勉強会を立ち上げ、継続的に実施しました。
その努力もあり、県立広島病院では、選択科目であった総合診療科が必修科目として位置づけられるようになりました。

その後の歩みと地域医療への思い

家庭の事情により県立広島病院を退職後、福山リハビリテーション病院で非常勤勤務を行いながら、県立広島病院への診療支援も継続していました。
その後、ご縁があり、あずまクリニック 放射線科・内科の院長に就任しました。
県立病院での診療は非常にやりがいのあるものでしたが、一方で、日々紹介される難解な症例に向き合う中で、次第に「地域の患者さんにもっと近い立場で医療を行いたい」という思いが強くなっていました。

実際に地域医療に携わるようになると、患者さんの生活背景や日常に寄り添いながら診療できることに、大きなやりがいを感じました。
あずまクリニックでは、CTやMRIなどの画像診断にも多く携わり、健康診断、予防接種、在宅診療など、地域医療に必要な幅広い診療を経験しました。

医療の現場では「全人的医療」という言葉があります。 これは、病気だけを診るのではなく、病気を抱えた“人”を包括的に診るという、医療本来の姿だと考えています。
患者さんにとって、安心して相談できることや、納得して治療を受けられることは非常に大切です。
たとえ高度な治療であっても、患者さんが不安や疑問を抱えたままでは、本当に良い医療とは言えません。
逆に、どんなに小さな治療や相談であっても、しっかり説明し、納得していただければ、それは患者さんにとって大きな安心につながる医療だと考えています。

(プライマリ・ケアとは? プライマリ・ケアとは、患者さんの年齢や病気の種類を問わず、まず最初に相談できる医療のことです。
「どこの科に行けばいいかわからない」「複数の症状がある」そんなときに、まず受け止め、必要に応じて専門医へつなぐ役割を担います。体のことはもちろん、生活や心の不調なども含めて、患者さん全体を診る医療がプライマリ・ケアの特徴です。)

 

開業を決意した理由

地域のクリニックで働くことに大きなやりがいを感じておりましたが、諸事情により、あずまクリニックを退職することとなりました。 もともとは実家の家業の兼ね合いもあり、勤務医として働き続けるつもりでしたが、退職後に約3か月、ゆっくりと自分自身のこれからについて考える時間がありました。 その中で、多くの方から開業を後押ししていただくお声をいただき、「自分の理想とする地域医療を実現したい」という思いが強くなり、開業を決意しました。 患者さんにとって、「まず最初に相談できる場所」でありたい。
そして、病気だけではなく、その人自身に寄り添えるクリニックでありたいと考えています。

医師を志したきっかけ

医師を志した原点は、曽祖父が田舎で開業医として地域に貢献し、亡くなる直前まで診療を続けていたという話を、祖母から聞いたことでした。その姿に尊敬と憧れを抱き、「自分も人の役に立つ仕事をしたい」と思ったのがきっかけです。

もともと好奇心が旺盛で、医療以外にも生物や植物、建築など幅広く興味を持っており、「ひとつのことを極めるよりも、幅広く全体を見渡す」という総合診療の仕事は、自分の性格にも合っていると感じています。

医師の仕事は決して楽ではありませんが、私の医療によって患者さんが安心し、笑顔で「ありがとう」と言ってくださる瞬間に、何よりのやりがいを感じています。

開業への想い

「何でもまず相談できる、地域のかかりつけ医」を目指しています。近年はクリニックでも専門分化が進んでいますが、あえて「どんな症状でも受け止めるクリニック」であることに価値を感じています。

自分でできること、治療はしっかり責任をもって行い、専門医の診察が必要な場合は最適なタイミングで紹介する。そして、血圧や風邪といった“ありふれた病気”こそ丁寧に診療し、難しい病気も早期に発見する。そうした一人ひとりに寄り添う医療を提供し続けたいと思っています。

医療の本質は、病気だけでなく“人”を診ることにあります。それが私の根底にある全人的医療の考え方です。ときには言葉で安心していただくだけでも、それが良い医療になる。そんな気持ちを持ち続けながら、患者さんとそのご家族が安心できる医療を目指しています。

最も大切にしているのは、やはり「病気ではなく、患者さんを見る」こと。診療の場がどれだけ変わっても、この姿勢だけは変わりません。これからも患者さん一人ひとりのニーズに合わせた、オーダーメイドの医療を提供していきたいと考えています。

所属・資格・認定

所属学会

 日本内科学会
 日本感染症学会

 

資格・認定

 日本内科学会 認定内科医
 日本医師会 認定産業医
 船員法指定医
 ICD(インフェクションコントロールドクター)
 もの忘れ・認知症相談医(オレンジドクター)
 日本専門医機構 総合診療専門医・特任指導医(2018〜2023)
 TNT(Total Nutrition Therapy)修了
 臨床研修指導医養成講習会 修了
 JMECC(内科救急) 修了


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